「翔平…ごめんね。もう連絡しないで欲しいの…」
低姿勢でだけどあれから初めて言う本当の気持ち。
「は?!ありえねーだろ。お前は俺の彼女だろ!???なのに連絡すんなって意味わかんねーだろ!」
「……ごめんね、翔平私の気持ち全然わかってくれなかったよね。
山中に置いてったのだって…本当にショックだったんだよ。あんなレイプみたいな行為もショックだったけど何より彼氏に山中に置き去りにされるなんて思ってなくて怖かった」
「あれは…!お前が他の男と飯なんか行って浮気してたからだろ!!俺だけが悪いのかよ?!」
興奮状態の翔平を興奮させないように朱里亜は冷静に話した。
「誰も翔平だけが悪いなんて言ってないよ。私にも悪いとことあったよ。だから、ごめんね」
「じゃあ早く家にこいよ!謝ってんなら目の前で土下座するのが筋じゃねーの?」
「……もう会えないよ。翔平とは…」
そう朱里亜が言うと翔平の怒りはまた大きなものとなった。
「はあ?!!ふざけんなよ!んなこと許させると思ってんのかよ!!このビッチ!クソ女!」
「ごめんね…」
「誰がお前みたいな汚ねー体の女と今まで付き合ってやったと思ってんだよ!?感謝されることならあっても拒絶される筋合いはねーからな」
「………」
胸が痛かった。付き合っている間もそんなことを思いながら私のそばにいたのかと思うとなんだか悲しい気持ちと苦しい気持ちで溢れて。
涙がぼたぼたと溢れた。
「……そういうけど…翔平だって!!
そんな女に付き合ってって言ってきたのあんたじゃん!
そんなクズみたいなビッチのどうしようもない女に告ってきたあんたはクズじゃないの?!
散々DVしてきておいて自分のこと棚に上げないでよ!
あんただってクズじゃん!!!!」
カラオケ店の廊下なんて忘れて大声で怒鳴りあげてしまった。
すると翔平はもっとキレた。
「あんま調子乗ってると殺すぞ!!!俺はクズじゃねー!!!!お前の彼氏だ!」
「……はぁ??」
この期に及んでも彼氏と言い張れる翔平が怖かった。
