「うぅー…っ……」 その日は夜中になっても涙が止まらなかった。 どれだけ強く体を洗っても汚くて、レイプされた自分自身さえ汚く思えて、 死にたくて仕方なかった。 泣きながら頭の中を巡るのは、 「何で私が……??」 という思いばかり。 「あのまま殺された方がよかった…。生かされていることが一番残酷だ」とさえ思えた。 レイプされたその夜、朱里亜はリストカットを覚えた。