確かに夏だし、冬に比べたらそこまで暗いとも思わない でも確かに暗い でも暗くても俺は…直感であれが渡だってわかった 遠くから見てもわかるほどの小柄な背丈 そして…声 そんな渡は…男に絡まれている…ように見えた 慌てて大声を出す 「てめー何やってんだー」 チャリをかっ飛ばして行った 近くについてからチャリを放り投げて駆け寄る 「おい!渡だろ?どうしたんだ!」