一向に涙は止まらず、吐き気はおさまらず、10分ほどもどし続けていた。
私がもどしてる間先生や何人かの看護師さんはずっとそばにいてくれてる。
背中をさすってくれたり、大和先生になんか言われてバタバタしてる人もいる。
「大丈夫、我慢するな、吐きたいだけ吐け。」
ついに出るものもなくなり、胃液だけが出てくるようになった。
はぁっ……辛いよ。
「もう大丈夫か。」
コクリと頷くことしかできなかった。
「よし、よく頑張った…………」
その声を聞くと、体力の限界を迎え私は意識を手放した。
………大志
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