「あ、開いてる。」 大志の病室のドアが開いていて、私は少し覗き込んだ。 そこにいたのはいつもとは全く違う大志だった。 見た目でわかる、全然違う。 いつものキリッとしてる眉毛はなぜか優しく見え、目も口も大志じゃなかった。 「誰ですか。僕今記憶がちょっと………。」 僕ってなによ、僕って。 「あ、こんにちは。私はあなたのお友達。」 あえて名前は名乗らなかった。 「そうですか。僕はどんな人でしたか?」 涙が出そうになってきた。