「うぅぅっ……。」 公園から飛び出して、しばらくしたところで私は泣いた。 自分で決めたことなのに。 大志のあの悲しそうな辛そうな顔。 そして初めて見た涙。 私が大志を苦しめたんだ。 ごめんね、大志。 本当は嫌いになってなんかない、大好きで大好きで仕方ないんだよ。 こんな私を好きになってくれてありがとう。 もう私なんか忘れて、嫌いになって。 そしてこの世界中の誰よりも幸せになってね。