「瑠華ちゃん、瑠華ちゃん。」




誰かの声で目覚めた時、私を少しの頭痛ととんでもない息苦しさが襲った。




そして自分のパジャマがびちょびちょな事に気がついた。





「大和先生もう直ぐ来るからね。」




………先生、もう帰ってきたんだ。





「瑠華、大丈夫か?ゆっくり深呼吸、それだけ意識しろ。」




やっぱり大和先生の声がいちばんほっとする。




私は先生に言われた通りゆっくり息する事だけを考えた。





最近体調崩す事が増えてる気がする。





……私の心臓、だんだん弱ってるんだろうな。