「なんで、いるの?」 目の前に現れたのは、まっ黒髪の大志だった。 「通院の時に看護師さんたちがお前の容態の話ししてたの聞かれたみたいでさ。」 「そうなんだ。」 大志はさっきから何も話してこない。 「じゃあ俺は。」 先生は回診があるからと出てってしまった。 病室には私と大志の2人だけ。 「何しに来たの?」 暫くの沈黙を破り、私は少し強く出た。 「………お前に会いに来た。」 久しぶりに聞く大志の声。 安心する優しい声。