「陸くん、今日も来ちゃった。」 陸くんは私にニコッと笑顔を見せる。 「まだ桜咲いてるよ。」 この桜はいつか散ってしまうけど、 1年後にここへ見る人を感動させにやってくる。 儚くて切ないけど、どこか羨ましい。 私達は散ってしまえばもう戻ってくることはできないから。 「あら、瑠華ちゃん、また来てくれたのね。」 「あ、はい。暇だから。」 「瑠華ちゃんが来てくれると陸もすごく笑顔になるの。だから体調いい時はまた来てあげてね。」 「もちろん。」