「拓海くんまたね。」 「おう、また明日な。」 ご飯で満腹になったら私は大志の原付の後ろに乗って帰る。拓海くんは自転車。 ……あ、ちゃんと2人乗りのやつで、ヘルメットしてるよ。 「あああ、楽しかったなあ。」 「また食べに行こうな。」 「うん、オムライスあるところね。」 「またオムライスかよ。」 ああ、だんだん眠たくなってきた。 ……大志の暖かさも伝わってくるし、今日喘息の発作も出たからな。 ダメだ、ダメだ。眠たい。 そうして私はゆっくりと眠りに落ちていった。