「国北先輩は、その事件を追っていました。莪椡渠瑛は嵌められた。罪を着せられて殺されたんだと。」
「嵌められた?警察が心中で処理した案件だぞ?」
もちろん事件、自殺の両方で警察は調べた。
しかし、不審な点は見当たらず、心中で片がついたはずだ。
「しかも、なんで国北が?今はフリーライターだったとしても、半年前までオカルト雑誌社の編集長でしょ。そんな人がどうして16年も前のことを…?」
囃噺の疑問は当然だ。
国北の交遊関係に、莪椡渠瑛のことは出てきていない。
もしあれば、名前が出た時点で薇晋が話している。
「まぁ確かに、最初は自殺、それも心中に疑問を呈する人もいました。でも、警察が心中と発表した後は、そこから先を調べようとする人間は誰一人いませんでした。」
誰もが、莪椡渠瑛ではなく警察を信じた。
県議会の人間、学校の友達、親戚などかなり親しかった人までも。
「けれど、莪椡渠瑛は絶対に自殺なんかしない。ましてや、妻を巻き込んで心中なんか。そう思って莪椡渠瑛を信じる人間が、関係者の中に2人だけいたということです。」
「嵌められた?警察が心中で処理した案件だぞ?」
もちろん事件、自殺の両方で警察は調べた。
しかし、不審な点は見当たらず、心中で片がついたはずだ。
「しかも、なんで国北が?今はフリーライターだったとしても、半年前までオカルト雑誌社の編集長でしょ。そんな人がどうして16年も前のことを…?」
囃噺の疑問は当然だ。
国北の交遊関係に、莪椡渠瑛のことは出てきていない。
もしあれば、名前が出た時点で薇晋が話している。
「まぁ確かに、最初は自殺、それも心中に疑問を呈する人もいました。でも、警察が心中と発表した後は、そこから先を調べようとする人間は誰一人いませんでした。」
誰もが、莪椡渠瑛ではなく警察を信じた。
県議会の人間、学校の友達、親戚などかなり親しかった人までも。
「けれど、莪椡渠瑛は絶対に自殺なんかしない。ましてや、妻を巻き込んで心中なんか。そう思って莪椡渠瑛を信じる人間が、関係者の中に2人だけいたということです。」



