嘘と真実の世界



どうしたんでしょうか?

「どうかした?」

「これ盛川さんの家?」

「そうだけど?」

「えっこんなに小さい家が?」

「……それは掃除用具入れだね」

「え?これが?これ、本棚とか
入ってそうな部屋だけど?」

「そんなに小さかったら
全部入りきらない」

「じゃあもしかしてこの横の家?」

「そうだけど?」

「何人暮らし?」

「一人暮らし」

「は?何部屋あるの?」

「50部屋に…室内プール…お風呂
リビング…客室…図書室…キッチン
後は…まぁ色々と」

「なぁあれって噴水?」

「そうだけど
屋外プールもあるし
学校のグラウンドみたいな所
……庭でいいのかな?
後は体育館みたいな所
……ホールでいいのかな?
あんまり名前が分からないから
色々って言ってるんだよね」

「もしかしてボンボン?」

「違う」

「こんな家に住んでか?」

「違う……それより情報渡すから
早く来て
それとバイクで家まで送るから」

「いやいいって」

「いいから」

「……何で?」

「だから色々あるって」

「……情報に書いてるのか?」

「さぁ?」

「はい」

「ありがとう」

「本当は家に返したくないけど
それは柳沼が嫌
そして私も嫌……
だったらこうするしかない
だけどそれでも嫌って
言うなら選んで
ここに泊まるか送ってもらうか
どっちを選ぶ?」

「泊まる方がいい」

「何で?」

「女に送ってもらうなんて
絶対に嫌だ」

「プライドが勝ったんだ……」

「悪いか?」

「悪いとは言ってない
ただプライドを捨てなきゃ
いけないときはちゃんと捨てなよ」

「分かってる」

「ならその情報雜賀 新と
佐和 卓に渡すから
ケータイ貸して」

「は?無理」

「それ以外は触らない」

「信用できるかよ」

「なら見とけばいいじゃん」

「………はい」

「どうも……グループつくって
二人を招待して」

「分かった」

「名前はどうしたらいい?」

「好きな名前にしたら?」

「分かった」

「ちゃんと理由話してよ」

「何て?」

「……情報を送りたいから
グループをつくったって
あともうひとつケータイにも
ラ○ンにもパスワードをする事
二人に伝えて柳沼もだから」

「分かった」

その間パソコン
起動させましょうかね

カタカタカタカタカタ

「できた?」

「あぁ」

「参加ってなった?」

「……あっ参加したって二人とも」

「そう…じゃあケータイ貸して」

「はい」

カタカタカタカタカタカ…タ…

ピタッ

「終わったのか?」

「…ぉ………ゃ…」

「え?」

「…っ…まだ終わってない」

「……」