しかも、凛は白い方…
白がキレたところを、オレは知らない。


なんかヤバそうな雰囲気だ。





「悠くん、あたし帰るね」


凛はくるりと向きを180°変えた。



「え?いや…お茶でも…」
「結構ですッ!!」



まだオレが言い切ってもいないのに、
凛はそう叫ぶと、
振り向かずに走った。



「凛!!」


オレの叫びに、返事はなかった。












「佳奈」


「ん?」