「はあっ?!」

突然の申し出に、
オレは変な声が出た。

「あ、誤解しないで!
授業受けたくないだけだから」

あぁ…そーゆーことね。
焦ったあ…

「凛にしちゃあズバッと素直に言うなあと思えば…」

「あたしが理由もなく
そんな恥ずかしいこと言うわけないじゃん!」

自分で言ったくせに真っ赤になる凛。

そこが可愛いとこなんだけど。

「じゃあ…」

あたりに人がいなかったので、
凛に迫った。


きゅっと目をつむる凛。

その時だった。





「ゆ〜う〜す〜け〜っ♪」

懐かしい声が後ろから聞こえてきた。