「ふあ〜…
あ…おはよ、悠介」

大きなあくびをしながら、
凛は家から出てきた。


髪も制服もキチンとしているところから見て、
入れかわったのは先程のようだ。

「もっと恥じらいとか持てよ…
行くぞっ」



最近、凛とは更にラブラブになれた気がする。

オレのモテ期も一段落し、
凛の嫉妬もおさまった。

まぁ最後まで嫉妬じゃないと言いはってたけど。


「しっかし朝はダメ…
凛は早起きだから
朝入れかわんのはキツイわ…」

まだ眠そうな顔して、
目をこすっていた。

「みたいだな。
白い方があくびしてるとこ見たことないし」

凛は自分を奮い立たすために、
頬をぺちぺち叩いた。

「よし!目ぇさめた。
キスして」