「……」

自分からキスしたことに
恥ずかしくなったのか
凛の顔は本日何度目かの赤面。

「凛…顔真っ赤」

「悠くんのせいだもん…」

「自分からキスしてきたくせに」

凛を見下すように見ると、

「悠くんのいじわるーっ!」

と、上目遣いで見てきた。

天使な凛と悪魔な凛に
それぞれの魅力を見つけた。

こんな時、
いろんなタイプの人と付き合っててよかったと不覚にも姉ちゃんに感謝してしまった。