うだる暑さに火照るカラダ 甘い吐息と一瞬の躊躇 窓の外には大輪の花 ガラスの靴を履き違えた シンデレラは道化師に 刹那な想いは身を滅ぼし 還らぬ時に焦がれ狂う 海に浮かぶは大観覧車 ガラスの靴は消え失せて シンデレラは抜け殻に 夏の終わりに残るのは 打ち上げ花火の残像と悔恨