隣から笑い声を含んだ海斗の声が聞こえた。
……空耳かな!☆



「おい。無視すんなよー。」



「…海斗はだまっててくれる?」



「は?お前それ誰に向かって言ってんの?
朝いつも俺がどんだけ苦労してんのか分かってんのかコラ。」



「はぁー?たったの3分遅れただけで文句言わないでくれる?
心が狭い男は嫌われるぞー。」



「やんのかコラ。」



「やってやんよ。あ''?」



「……2人とも落ち着いて。もうすぐチャイムなる。」



そう言ってあたしたちを止めるのは雅。
いつのまにか戻ってきてたみたい。



「あ!雅ーー!!戻ってきてたんだ!」



「うん。席つこ?」



雅の調子も戻ってきた様子。



「うん!」



と、席につく。
そこで丁度チャイムがなった。
担任が入ってきて朝のHRが始まりました!