「あっ、うん、ありがとう。」 宮下くんが話しかけてくれて、私はグループに入れた。 鞄の中身もひろってくれたし、優しいなぁ、宮下くん。 「………い、おーい。舞川さーん?」 はっ!また自分の世界に入ってしまっていた! 「今からグループ内で自己紹介することになってんだけど、聞いてた?」 「聞いてなかった………です。」 正直にそう答えたら、 「アハハハハっっっ!何この子!!おもしろーい!!!」 同じ班の女の子から笑われた。