「んっ……」
その唇で、僕の唇を覆った。
そして彼の舌は、僕の唇についた甘いチョコレートをゆっくりと味わい、そのまま僕の口内に入れた。
さっき口にしたチョコよりもずっと甘くて、少しだけ苦い味がした。
チョコレートの味が無くなっても三澤さんの唇は僕から離れなかった。
男の人とキスなんてしたことがないし、ましてや上司にキスされるなんて想像もしていなかった。
柔らかいその感触が嫌ではなかったことが不思議で仕方がなかった。
「……次はどんなご褒美にしようかな」
三澤さんにそう耳元で囁かれ、僕は体中が熱くなるのを感じた。
次、三澤さんはどんなご褒美をくれるのだろう。
こんなご褒美、もらってもいいのだろうか。
頭の中が混乱して、沸騰しそうで、戸惑っているけど。
僕は少しだけ、次のご褒美をもらえるのが待ち遠しいと思っていた。
FIN
その唇で、僕の唇を覆った。
そして彼の舌は、僕の唇についた甘いチョコレートをゆっくりと味わい、そのまま僕の口内に入れた。
さっき口にしたチョコよりもずっと甘くて、少しだけ苦い味がした。
チョコレートの味が無くなっても三澤さんの唇は僕から離れなかった。
男の人とキスなんてしたことがないし、ましてや上司にキスされるなんて想像もしていなかった。
柔らかいその感触が嫌ではなかったことが不思議で仕方がなかった。
「……次はどんなご褒美にしようかな」
三澤さんにそう耳元で囁かれ、僕は体中が熱くなるのを感じた。
次、三澤さんはどんなご褒美をくれるのだろう。
こんなご褒美、もらってもいいのだろうか。
頭の中が混乱して、沸騰しそうで、戸惑っているけど。
僕は少しだけ、次のご褒美をもらえるのが待ち遠しいと思っていた。
FIN


