sleeping beauty

「俺は学生の時ヤンキーだったんだよ


だれも俺に見向きもしてくれなかったのに


新任の女の先生だけは話を聞いてくれた



向き合ってくれた



俺はその先生に自然と恋をしたんだ



けれどその時期先生は婚約してさ



その上事故にあって言葉を発せなくなり


教師を辞めた、あんまりだろ?

一番ラブラブな時期に相手と話せないなんて

その上仕事を辞めるだなんて


相手も看護に耐えられずに婚約を破棄してしまって、


見舞いに行ったら先生は静かに泣いていた



だからそれが悔しかった、先生には誰もが与えられる言葉という武器が無いんだから



相手を攻めることも出来ない、助けてとも言えない、



だから俺は勉強した、髪も黒にした、真面目になろうと必死だった。


ほぼ赤点しかとったことの無いテストを初めて学年10番以内に入ってやった



頑張って頑張っていい大学に入って技術を開発したその頃には




先生はこの世にいなくなっていた。



ガンを併発したらしかった。




俺は間に合わなかったんだ、本当にダメな奴だよ」