sleeping beauty

「はぁーヤバい・・・・」


「大丈夫ですか?洋賢さん」



久しぶりの電話。玲衣の声を聞くとやっぱり落ち着いた。



「ごめんなさい、何も出来なくて」



「玲衣のせいじゃないよ、俺が今まで楽して生きてきたのが当たっただけさ」



「今はどこに書類出されたんですか?」




「うーん、木工関連とか、家電系、あと叔父の会社かな・・・」


「叔父さんがおられたんですね?」



「あぁ、けど厳しい人だからダメだと思う」

俺は叔父さんの事を話した



すると玲衣は多少叱るようにして


「ダメですよ?叔父さんだってきっと厳しい理由があるんです、

だからその人を知ろうとしなければ

その人に近づくことなんて出来ませんから」







「・・・そうか、そうだよな」


それは人に無関心な俺に玲衣が教えてくれたことだった。



「叔父さんの事をきちんと知ろうと思うよ、ありがとう」


「いえいえ‼いつでも応援してますから‼」


「じゃあまた」


俺は電話を切り、ある人の所へかけ直した。



「もしもし?叔母さん?」