sleeping beauty

「ヒロくん?どうして出来ないのかな?

ママは貴方にたくさんの期待をしているの

なのにどうして?」




【お兄ちゃんみたいに上手にやれないの】



ここで昔話をしよう





俺は昔から出来が悪かった。失敗作かもしれない



俺のお母さんは零の家庭みたいに『教育第一』な面があった。




そこでの成功作は俺の兄貴。




成績は常にトップ、運動神経抜群で常にきらびやかなところにいた。




対して俺は成績は上の下と中途半端。運動神経は微塵もない、



学校では座っているだけで周りがクスクス笑い出す。


まぁいわゆるボッチ。



それでも俺は平気だったんだ



あの言葉を聞くまでは・・・・



ある夜台所でお母さんが泣いていた。





どうしたの?と駆け寄る俺。


しかし返ってきたのは返事ではなくガラス製のコップだった。


上手く避けきれはしたもののその場でグラスは割れた。





そして顔を真っ赤にした女性は言った。



『あんたみたいな失敗作!?産まなきゃよかった!』




そこからだろう、俺の時間が止まったのは





そして俺は前々から興味があった、ネトゲの世界に



『逃げたんだ』