sleeping beauty

【洋賢side】

2025年7月7日


俺達が知り合って六年が経った。

「七夕ですねー今日」


「そうだな」


玲衣がちらし寿司を作りながら俺に話しかける。


「いい匂いだな、玲衣の料理上手いから毎日楽しみだよ」


「なんですか?褒めても何も出ませんよ?」



お互い大人になって俺も会社で少しだけど活躍できて、


玲衣も小学校の事務員をしていて
児童が可愛くて

毎日が楽しいと、笑顔で言ってくれるようになった


あの時とは違うんだ







もう・・・・その時だよな




「洋賢さんはなんかお願いしましたか?」




玲衣の問いに今だと息を吸った。



「あるけれど、お願いするなら玲衣にしなきゃな・・・・」



「へ?」



こっちへ振り向いた玲衣に向かってひざまづいた。








「俺と結婚してくれませんか?」







「・・・・はい」