俺と美知留さんはカフェに入って

暫しの沈黙の後

「俺、彩実に別れようと言われました」

「…そうなの」

「でも納得してません。
彩実は今ずっと学校休んでるし、
先生も本当の事言わないし
もう美知留さんからしか聞ける人がいない
お願いです。本当の事教えてください」

俺は頭下げて懇願した。

美知留さんは少し黙ってから

「…夢叶くん。真っ直ぐなのね。
本当に彩実が好きなの」

「…はい。だから真実が知りたい。覚悟決めます」