保健室で先生と合流して、運ばれた病院へ急いだ。


タクシーに揺られて20分、


「先生払うね」


「すみません。半額お返しします」


「いや、ホンの気持ちとして受け取って?」


「ありがとうございます」


すぐにタクシーを降りて、近くの人に場所を聞き、向かった。


家族以外会えない集中治療室。


外から覗くと、酸素マスクをつけ、点滴をし、モニターがついてる。


目を瞑ってぐったりしてるちはやはほんとに初めて見た。


無理しなくていいのに‥‥


そう心の中でつぶやいた。



~陽向side end~