「ひーた‥‥放ってて‥‥じゅぎょ‥‥‥‥たいい‥‥」


「ほっとく訳ねぇだろ!」


すると、無意識なのか、胸を軽く押さえている。


「ほけんし‥‥じぶん‥‥‥‥い…く」


「俺が連れてくから!!」


「ひーた…やっと会えたんに‥‥‥‥ごめ‥‥ね?」


「ちぃしっかりしろ!!」


すると、胸を押さえてた手が地面に落ちた。


「ちぃ?」


ゆすっても目を閉じたまま。


すぐに保健室に走った。


「すいません!あの、紺野ちはやさんが‥‥意識失いました…」


「え!?ほんとに??!!」


先生はちぃを見ると顔を真っ青にした。


「待って‥‥呼吸してない‥‥」