「ちょっと薬追加するね」


私はなんでこんなことになってるの?


え、今日始業式だったし、答辞ゆったじゃん。


「ちょっと寝たほうがいいよ、話は起きてからにしよう」


ポンポンとリズム良く優しく肩を叩かれる。


そのまま睡魔に襲われた。


目が覚めてふと気づくと、横に、すごい防護服みたいなのを着たお母さんがいた。


「ちはや、起きた?」


うんって言おうと思ったけど、声が出なくて頷いた。


お母さんの目、若干充血してる。。