主治医の先生がくると、ちはやはそのまま担架に乗せられた。


「彼氏くんも来なさい。心配しなくて大丈夫。きっと彼女は頑張っているよ。だから、彼女を信じなさい。」


「はっ……はい!」


目を閉じて、生きてるように思えない真っ青な顔をしたちはや。


見てるだけで辛い。


彼女を守れない彼氏なんて、失格だよね……ただの付き人。


俺はなんで気づかなかったんだろう。


冬華を早くあきらめさせれば良かったのに。


これからはもっと、、見てあげないと


「早く乗って!行くよ!」


車に揺られて、ぼーっとしてた。


あまり記憶がない。


ヤバイかもしれないと言われた。


喘息ってそんなにやばいものなの?


なんか分かんねぇよ。


AEDなんで付けてたんだよ。


喘息で心臓止まるの?


頭の中はごちゃごちゃ。