「陽向!ナイスプレイ!」


「よっ!」


まだ1時間は部活があるけど、ちはやがとても心配…


授業中に顔色悪かったし、鼻血出てたし…


「隆太!わりぃ、ちょっと水筒取ってくるわ」


「はよ帰ってこいよー!」


もしかしたらまだちはやいるかもしれない…


階段を上っていると、叫び声がした


「ねぇ!キモいんだよブス!」


ドンドンっと聞こえる…


女子の喧嘩って怖そう…


「ねぇ、逃げられると思ってんの?」


「何が‥‥したいの?」


なにか聞き覚えのある声がした‥‥


「知らねーよ」


と同時に、バタッと音が聞こえた。


まさか‥‥


「また仮病かよ、マジウケるわ」


「おまえらなにしてんの?」


「あ、陽向くん!あのね、」


「会話聞いてたから」


視界を下に向けると‥‥ちはやが倒れていた。


「ちはやっ!!!!」


「ひな‥‥た?」