「は?」


「冬華〜どうするの〜取られたよ?」


「ねぇ待って、そこにいるじゃん?」


え、私のことバレた?


「紺野さ〜ん」


左手をぐいっと引っ張られて、教室に連れ込まれた


「ねえ何で陽向取ったの、ねぇ!!」


「答えろや」


と言って、私の胸に足を置く。


「舐めてんじゃねーよ、このくそがきが、どうせ全部仮病で、媚売ってんだろ?」


ガンガンと足で踏まれる。


ドクドクしてくる心臓。


そして増す吐き気。


「ちがっ‥‥仮病じゃ‥‥」


「はっ、そんなんどーでもいい、なら病気悪化して死ねばいいのよ」


「やめてっ‥‥」


ドクッ‥‥


胸が圧迫される


「ねぇ、キモいんだよブス」


痛い痛い‥‥


扉に向かってはいつくばる。


「ねぇ、逃げられると思ってんの?」