未来の1/fragment






「俺はメンタルは弱いし、本当にプレッシャーとかにも弱い。自分ではよく分かってるんだけどさ。このままずっとエースと呼ばれるのが苦痛というか、俺にとっては荷が重いんだ…」



落ち込む池谷に堀澤は笑顔を向けた。



「エースと呼ばれるのは、ほんの一握りの奴しかなれない。俺も同じ事を悩んだことがあるけど、結局は自分で自信をつければ乗り越えられるんじゃないか?」


「そうだな…」



堀澤は左手で池谷の右肩をポンと叩いた。



「試合まで絶対に怪我をしないように気をつけろよ‼︎」



堀澤は手を振りながら、駆け足で校門から出て行った。



一人になった池谷は、左手に持っていたスパイクを目の高さに持ち上げ見上げる。



「自信かぁ…」