「こんな所で立たないで、中に入るぞ‼︎」
両肩に手を置いたのは西岡先生だった。
扉を開けると、長机の前に腰掛けている男子生徒2名と担任教師が座って待っていた。
何事かと目をパチパチと瞬きをしていた夏海だが、何と無く場の只ならぬ雰囲気を察した。
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一方、扉が閉まったのを確認した真弥とさやかは、隣の教室に入ろうとした途端、誰かに声を掛けられた。
「お前ら何やってんだよ⁉︎」
「げっ、丸林…」
偶然にも丸林に遭遇してしまった2人は、つい口から本音が出てしまう。
「なんでこんな時間まであんたが残ってるのよ‼︎」
「別にいいだろ」
「それより、ちょっとこっち来て‼︎いいから来て‼︎」
腕を掴まれ引っ張れる丸林は、不満げな表情で2人と共に隣の教室に移った。



