廊下を歩いていると、真弥とさやかが後ろから抱きついて来た。
「夏海どこ行ってたの?探したんだよ?」
「ごめん‼︎」
教室に入って行く3人の後ろ姿を見ていた担任の西岡は「青春だな…」と呟きながら歩いて行く。
夏海は教室に入り、自分の席に座った途端、机に黄色の付箋が貼ってあった。付箋に書いた言葉は
『弁護士の夢、叶えてくれ。
今までありがとう。』
その言葉にクスッと笑ってしまった。なんて素直じゃないんだろう。
付箋を見た夏海は、丸林がいた席の方をふと見た。
彼と出会った事は、きっと忘れない。何故かまたどこかで会えるような気がして、サヨナラは言わなかった。
そして私達は新しい風が吹き始め、少しだけ大人になったような気がした…



