未来の1/fragment





俺は父さんが嫌いだった。恨んでたし、憎んでた。


義理の母親・弟が突然現れ、気持ちに整理が出来ず素直に受け入れる事も出来なかった。


どんなに辛い事があろうと自分の気持ちに蓋をするかのように、グッと押し殺して生きていた。


出来の悪い俺だから、もしかしたら弟と父親に嫉妬心もあったかもしれない。


でもたった一人の肉親でもある。



父親と向き合ってみて、信じてみてもいいかな?信じてみようと思い始めたのだ。


お互いに見失っていたものを取り戻す。ちゃんとした親子関係に戻りたい。


最初は俺を追い出す為に、留学させるとか言ってたけど、こうなったのは運命なのか、まぁお互い様なんだろうか。


この現実を受け止めつつ、父親の仕事がひと段落してから心機一転、新たな生活・新たな環境でやり直す事に決めた。