「道を開けて下さい、車が通りますので」
そして、真弥とさやか、委員長の服部も夏海の隣に並んだ。
夏海は3人を一度横目で見て一瞬だけ口角を上げ、再び記者達を向いて発言をする。
「車に近づかないで‼︎」
西岡は車を誘導し、車に乗っていた丸林は報道陣の取材に応じることなく、無言のまま車で立ち去った。
それと同時に、マスコミも片付けを始め撤退していく。
「ねぇ、どうして丸林がこんな目に合うの?」
さやかは夏海の方を見て声を掛ける。
「夏海は何か知ってるの?」
「それは…」
言い辛そうに口籠る夏海を見た服部は、下を見て俯きながら重い口を開く。
「丸林は以前、俺にこう言っていたんだ…」
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【 回想 】
『誰にも言えない悩みを抱えている奴はお前だけじゃない。俺もそうなんだから』
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