「ねぇ、そのままでいいから…私の話を聞いてくれる?」
丸林はカーテンを左手で勢いよく開け、隣のベッドにちょこんと腰掛けている夏海と目が合い、話に耳を傾けた。
「私の秘密を教えてあげる。私は…『未来』が見えるの」
呆れて言葉も出ない丸林は、フッと鼻で笑った。
「急に何言い出すかと思えば、はぁ?未来⁇本気で言ってんのか?勉強のし過ぎで、頭がおかしくなったのか?」
「私の話を信じるか信じないかは、あなた次第」
丸林は笑いながら視線を携帯の方へ移し、検索していた画像を夏海に見せた。
「じゃあ、俺も秘密を教えてやるよ‼︎」
ニヤリと笑う丸林は、普段の表情とは違う一面が垣間見えた。



