未来の1/fragment







隣のベッドで寝る夏海の寝顔を、カーテン越しから丸林は静かに見ていた。


「ん〜」と言いながら寝相を変え始めた夏海が、丸林の方に体の向きを変えた為、慌ててカーテンを閉めた丸林だったが、既に遅し。


視線を感じたのか、夏海はぱちっと目を開けた。勢いよく閉めたカーテンの向こうが気になり始め、ムクッと起き上がった。


風で揺れるカーテンの向こう側から、チラチラと茶髪の髪が見えた。



この学校内で茶髪の人間は、丸林しかいない。



「何、こんなとこでサボってんの⁉︎」



夏海は隣のベッドで寝転んでいた丸林にカーテン越しで話しかけ、丸林はカーテンを開けずに答えた。