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一方、丸林は1人中庭のベンチに座ってジュースを飲んでいた。
そこへ担任の西岡が前から歩み寄ってくる。
「この間のテストの結果がものすごく良くて、更に髪は黒染めしてくるし、ビックリしてばかりだ‼︎」
「そんなに?」
丸林はハハッと笑いながらジュースを飲んでいると、西岡が丸林の肩をポンと叩いた。
「何があったんだ?もしかして、坂尻に勉強を見てもらってたからか?」
ジュースから口を離し、西岡の方を振り向いた。
「見てたのかよ…」
丸林は嫌そうな表情を浮かべて、再びジュースに口をつける。
「いや、声かけたら邪魔かなと思ってな」
「勝負に負けたんだ。だから約束どうりにした。ただそれだけさ」
丸林は西岡の肩を右手で振り払い、飲んでいたジュースをゴミ箱に投げて立ち去った。
西岡はある人へ電話をかけ始める。
「こんにちわ、丸林先生。今お時間よろしいでしょうか?」



