「あっそうだ堀澤、日本代表かなんか知らないけど、チヤホヤされて調子に乗れるのは今のうちだけぞ‼︎」
丸林は堀澤に指を指して忠告をすると、再びバスケを始めた。
その場で立ち尽くしていた堀澤は仲間に声をかけられる。
「堀澤、プレイ始まってるぞ‼︎」
「あぁ」
堀澤は走り出し、汗をTシャツの裾で拭きながら、ボソッと呟いた。
「あいつ…『過ぎた野心は身を滅ぼす』ってことわざを知ってんのか?」
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体育の授業が終わり、女子トイレで手を洗っていた真弥は、さやかに話をする。
「まぁ要するに、人は何かキッカケがあれば、あぁやって簡単に変われるもんなんだよ。それを変えたのが、あの夏海だから凄いわ〜」
「あの問題児がねぇ〜ビックリだよ‼︎いつのまにか夏海の手の上で転がされる…もしかして『あげまん』ってやつ?」
「そうかもね‼︎」
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