未来の1/fragment





見るからに容姿が変わっているのに気付いた堀澤は



「何かお前変わったな、いいじゃん。ほら来いよ‼︎」


「のぞむところだ」



丸林はドリブルを始め、走って相手コートにじわじわと攻める。


丸林をワンツーマンでディフェンスをする堀澤とは、身長差もあり見る限り勝ち目は無い。



「何か雰囲気おかしくない?」


「そう?面白そうじゃない」


「堀澤が丸林の相手で勝負になるの?」



3人の話し声が耳に入った丸林は、石階段の方へ振り返り、ドリブルをしながら指を指した。



「おい、やってみねーと分からねーだろ。勝手に諦めんな‼︎」



丸林の一言に思わずキョトンとして顔を見合わせた。



「どうしちゃったの?ムキになって⁉︎」


「ははぁん…なるほどね」



顎に手を置く真弥は1人ふむふむと噛み締めた。



「ん?何がなるほどよ⁉︎」



状況が全く読めないさやかは、真弥の肩を左右に揺らす。