未来の1/fragment





真弥の驚く声を聞いて、やっと来たなと夏海が振り向いた途端、思わず唖然となった。



髪を黒に染め、短髪になっている丸林が目の前に現れたのだ。



「ちょっとこれ持ってて」



丸林は長袖のジャージを脱いで、夏海に投げ渡し、石階段を降りてバスケットボールをしているコートへ走って行った。



「何あれ…⁉︎」



真弥とさやかはぽかんと口を開けている隣で、夏海はクスッと笑った。



「ちゃんと約束守れるじゃん」



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パスを貰い華麗にランニングシュートを決めた堀澤は、チームメイトとハイタッチをしていた。



「さすがだな、だが俺が来たからには、勝負ありかもな」



堀澤はゴールを決めた方へ振り返ると、丸林がコートの外でボールを持って立っていた。