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一方、丸林がバス停の方へ歩いていると、夏海が1人でバスに乗り、それを見送る堀澤の姿があった。
バスが走り去った後、立ち去ろうと堀澤は後ろを振り返ると少し離れた場所に丸林が立っていて、お互い見つめ合った。
「おい、まさかお前…」
「何だよ」
「坂尻のことが好きなのか?冗談だろ⁉︎」
「あぁ、好きだよ」
堀澤のストレート過ぎる予想外な一言に、丸林は真顔になり呆気にとられるも、フッと鼻で笑って見せた。
「お前、正気か?」
「俺がお前に嘘を言う必要なんか無いだろ。そう言うお前はどうなんだ?坂尻が好きなのか?」
「えっ、俺は…」
思わず丸林は言葉を詰まらせた。



