未来の1/fragment






「何するのよ⁉︎」


「何もしないって言うのは嘘になるかも…でもこれだけは今言わせて欲しい。俺は、坂尻が好きなんだ」


「…えっ?今なんて⁇」



そう夏海に言う堀澤は、そっと近付き夏海にキスをした。


それは触れるだけの優しいキスだった。


何もかもがいきなり過ぎて、頭が真っ白になる夏海は、目が開いたまま固まってしまう。


そっと離れると堀澤は、夏海の様子を伺い想定内の反応にクスッと笑って見せた。



「俺さ、坂尻が好きだった事気付かなかった?」


「そんなまさか‼︎勉強とバレーに夢中で、てっきり女子には興味ないのかと…」


「ふーん。坂尻から見て俺は、そう言う風に見えてたんだな」



堀澤の言葉を聞いて夏海は俯いていると、バスがやって来た。



「私、行かなきゃ」


「じゃあ、また明日‼︎」



堀澤は右手を上げて手を振る。