「何するのよ⁉︎」
「何もしないって言うのは嘘になるかも…でもこれだけは今言わせて欲しい。俺は、坂尻が好きなんだ」
「…えっ?今なんて⁇」
そう夏海に言う堀澤は、そっと近付き夏海にキスをした。
それは触れるだけの優しいキスだった。
何もかもがいきなり過ぎて、頭が真っ白になる夏海は、目が開いたまま固まってしまう。
そっと離れると堀澤は、夏海の様子を伺い想定内の反応にクスッと笑って見せた。
「俺さ、坂尻が好きだった事気付かなかった?」
「そんなまさか‼︎勉強とバレーに夢中で、てっきり女子には興味ないのかと…」
「ふーん。坂尻から見て俺は、そう言う風に見えてたんだな」
堀澤の言葉を聞いて夏海は俯いていると、バスがやって来た。
「私、行かなきゃ」
「じゃあ、また明日‼︎」
堀澤は右手を上げて手を振る。



