本棚の上に写真立てが、裏返しにして伏せてある事に気づき、右手を伸ばして手に取った。
写真立てをそっと裏返してみると、そこには目を疑う様な光景が…
自分の父親が学生時代の担任・西岡の肩を組む姿が映っていたのだ。
丸林はあまりの衝撃に、思わず写真立てを本棚に戻した。
西岡の机の前で立ち尽くしていると、ガラガラとドアが開く音がして、丸林はハッと後ろを振り向くと、担任の西岡が教務室に戻って来た。
「丸林、どうしたんだ?俺に話があるのか?珍しいな〜」
「用事を思い出したんで、やっぱりまた今度でいいですか?」
「あぁ、そうか。俺はいつでもいいぞ‼︎」
丸林は軽く会釈をして、颯爽と教務室を出て行った。
ドアを閉めて、廊下の窓側の壁に背中を付けて寄りかかった。



