ジャンプをした後、コートに足をつけた時に堀澤は腰に手を当て、顔をヨガませた。
コート内にいる仲間は点が入った瞬間、ハイタッチをして円陣を組んでいる最中、その中に堀澤が加われない状態に陥っていた。
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我に戻った夏海は、叩いていた右手で咄嗟にユニフォームをギュッと掴んだ。
堀澤は今から1時間後、試合中に腰を痛める…
その事を何としても伝えたくて、夏海は重い口を開く。
「堀澤、もしかしてあの時の怪我…」
言いかけた瞬間、堀澤はユニフォームを掴む夏海の手を離した。
「何の事?やっとここまで来たんだ。俺が試合に出ないと、勝てないだろ⁉︎」
夏海は堀澤に返す言葉が見つからなかった。



