「私がわざわざ見に来てるんだから、絶対勝ってよね‼︎」
夏海が右手で堀澤の背中を叩いた時だった。
ビリビリっと電気が走り、目の前が真っ暗になる。
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暗闇の中から、歓声が響くバレーコートが見える。
背番号9、この立ち姿と後ろ姿は堀澤だ。
額から汗が吹き出て、首へ流れていく。
膝に手を当て、レシーブの姿勢をとり、セッターがトスを上げ、真上に上がったボールを見ながら思いっきり地面を蹴り、ジャンプをして目の前にいるブロッカーを避けるようにアタックをした。
ボールの速度は時速120km越えの速さで、相手コート内に落ち、点数が入った。



