「今から校長と会議があってね。それより西岡くんと会うのは卒業以来だね、元気だったか?」
「はい、おかげさまで…」
「そうか。今、西岡くんが俺の息子の担任と聞いているが、君から見てどう思う?」
「はい…手はかかりますが、根は真面目なんだと思います。今日は私に教師を目指したキッカケを聞いてきました」
「ほぉ、あいつは…何を考えているのか全く分からないんだ。君みたいに、素直で頭が良い息子だったら良かったんだけどな。西岡くん、バカ息子を頼むぞ」
丸林先生の言葉に、ん?と疑問を浮かべる西岡を他所に、肩を二回叩いた丸林先生はその場を去り、校長室のドアをノックした。
校長室に入って行く姿を見届けた後、さっきの一言が頭を遮った。



