未来の1/fragment





【 放課後 】



屋上で起きた事件について相談室に一人ずつ呼ばれ、担任や数人の教師の前で根掘り葉掘り聞かれる羽目に合う。


まるで刑事ドラマのような事情聴取をされ、疲れ果てた丸林は荷物を取りに教室へ戻って来た。



教室に入った途端、教室の机で両腕の上に顔を乗せて俯いている一人の女子生徒がいた。



そっと近づくと、寝ているのは夏海だった。



「なんだ、お前か」



夏海の隣の席に座り、同じ様にうつ伏せになり、すやすや寝ている夏海をじっと見つめた。




「俺は何やってるんだろ…」




ぱちっと目を開けた夏海は、丸林と目が合った。


あまりに突然な出来事に、丸林はそわそわしながら反射的に顔を黒板の方へ向けた。