「お前達、こんな時間に授業も出ずに、ここで何やってるんだ?今から全員相談室に来い‼︎」
夏海は丸林や堀澤と顔を合わせ、不安げな表情を浮かべながら人差し指を自分に差して「えっ私達も⁉︎」と動揺していた。
「あぁ、だり〜な。本当に誰のせいだよ、先が思いやられる…」
丸林はそう気だるそうに呟きながらも服部の肩を組み、先に階段を降り始めた。
夏海も「はぁ…」と溜息をつきながら、丸林と服部の後を追うように階段を降りる。
後ろを振り向き、立ち止まったままの堀澤に気付いた夏海は声をかける。
「何ぼーっとしてるの?また怒られるよ!」
無意識に出た夏海の笑顔に、堀澤は息を呑んだ。
「あぁ…」
そう返事をして、堀澤は階段を降りて行った。



